ところで、憲法を初めて学んだ学部生の頃に、表現の自由について、思想の自由市場という概念が書いてあった。要はほっとけば治るということ。唾もつけないでよろしと。
その時は、何となく正しい気がしていたが、今は絶対に間違っていると思う。確か、砂糖麹の基本書だったかな(焚書にしたし、二度と触りたくないから確認してない)、正しい思想が残る保障はないんじゃないの?という批判が書いてあった気がする。これは、まさにその通りだと思う。
なぜか。
思想の自由市場論は二重の意味で間違っているとおもう。
一つ目。経済原則としての市場均衡論自体嘘くさいこと。自由市場に任せたらうまくいくはずが、いかなかった。ケインズの有効需要政策が必要だった。またぞろ、日本で売国奴がフリードマンの新自由主義政策を採用して20年失われたわけで。
二つ目。仮に自由市場論が成り立つとして、思想にそれが当てはまるかという問題。オルテガのいう現代社会の病理である大衆の台頭。彼らが結局、正しい思想を受け継ぐことができるのか、という問題。伝統を破壊する大衆が、正しい思想を選んで、未来の子孫に残すつまり保守するとは思えない。
このように二つの意味で間違っていると思うわけです。
ちなみに我が糞ブログが、ブログ村での順位を結構上げておりまして、おそらく、ベテランの先輩同輩後輩たちの支持の賜物であると感謝しております。ますます、糞記事を量産して行きますのでご愛顧くださいませ…
0 件のコメント:
コメントを投稿