2016年10月27日木曜日

期待と不安の中で

受かったら次は司法試験。受からなかったら続けるか家族と相談。
受かったら希望は続く。受からなかったら絶望に戻る。

周りの人には受かってると思うと言っている。
でも、本当は苦しい。不安だ。誰かに聞いて欲しい。
だからここに書く。
本当はめっちゃ怖い。不安。

2016年10月25日火曜日

刑事口述再現

次刑事。比較的できたと思う。60〜61かな。民事と合わせて119欲しい。

主:それでは、今から事例をいいます。
  Aは息子で、V母親です。AがVの家に侵入して、宝石を盗んでこれを換金
  しました。Aに何か犯罪は成立しますか?
受:窃盗罪が成立します。
主:では、処罰はされますか?
受:処罰はされません。犯罪は成立しますが、一身的処罰阻却事由である
  親族相盗例の適用があるからです。
主:法の趣旨はわかりますか?
受:はい。親族間ではそういう財産犯は犯しやすいという責任減少と、家庭内で
  処理すべきという法政策上の趣旨から定められています。 
主:そうですね。判例はなんて言ってるか知ってる? 
受:同じです。
主:そうですね。判例も同じです。条文は何条だったかわかりますか?
受:確か、230から240のあたりに…。
主:(副査にいいですかねと言って)244条です。
  じゃあ少し事例を加えて、その宝石の所有者はVの友人だったとしましょう。
  その場合で犯罪成立しますか、
受:犯罪が成立するのは先ほどと同様で、この場合は処罰されると考えます。 
主:なぜですか。
受:家庭内で処理できることではなくなっているからです。
主:親族は誰との間で必要ですか。
受:所有者、占有者、犯人です。
主:はい。では、少し事例を変えます。パネルをお渡しします。少し長いですが
  しっかり聞いてください。
  AがVから宝石を窃取したところまでは同じなんですが、その後、友人Bに保管
  を依頼してBはこれを了承したので宝石を渡しました。その後お金がほしくなっ
  たBが売り払ってしまった。Bに犯罪は成立しますか?   
受:盗品保管罪と横領罪が成立します。 
主:なに横領?
受:Bになにか属性ありました?
主:ありません。
受:単純横領罪です。
主:窃盗罪の保護法益は何ですか?
受:平穏な占有です。
主:横領罪を成立させるとおっしゃいましたが、なぜですか?
受:(反対説聞かれるだろうから言っちゃえ)はい。不法原因給付にあたり、
  民事法上保護されないため、刑事法上も保護すべきではないという考えから
  横領罪を否定する見解がありますが、私は、このような関係でも財産秩序全体
  を保護するためにはなお、刑法上保護すべきと考えるため、成立します。
主:なるほど。では、この事例ではVが返還請求権を持っているよね。
  あなたの見解ではそれでも成立させるの?
受:はい。占有の背後に所有権を保護すべきと考えているので…
主:なるほど。わかりました。盗品保管罪はいつ成立しますか?
受:保管を始めた時です。あと認識があるので。
主:認識?何の?
受:盗品です。
主:そうですね。盗品ですね。では、横領罪はいつ成立しますか?
受:はい。売却した時です。売却した時に不法領得の意思の発現が見られるので。
主:二つとも成立するのですか?保護法益から考えてください。
受:はい。横領罪は委託信任関係も保護法益とし、盗品保管罪は追求権ですので
  保護法益は異なります。したがって、両方成立します。
主:罪数はわかりますか?
受:盗品保管罪は継続犯であり、横領罪は売却した時に成立します。線と点の関係
  にあるので併合罪です。
主:では、A、Bがそれぞれの罪について公訴を提起され、審理が併合されました。
  公判前整理手続には付されていません。
  共謀共同正犯で起訴されています。
  Aは全面的に罪を認めていますが、Bは自身の関与は全面的に否定しています。
  ただし、BはAが窃盗をしたことは争っていないとします。
  公判が開始されたとして、まず冒頭手続きとして何をやりますか?
受:ええと、(証拠調べ?起訴された時?どっちや…)
  ぼ、冒頭陳述…
主:え!(怪訝そうに)公判を傍聴したことありますか…?
受:(仕事で忙しいねん!そんな暇あるか!というか学生の頃一回だけ行ったけど、
  傍聴席にいた若いおねえちゃんのことしか覚えていない)
  全部は見てませんが、行ったことはあります…
主:全部は…ない…??
受:(まあええわ!)あの、起訴されて最初のことでしたっけ?
主:そうです。
受:(わかった!)人定質問、起訴状朗読、黙秘権の告知、被告人側に陳述の機会を
  与える…。
主:そうですね。被告人及び弁護人ですね。では、黙秘権の告知について裁判官は
  どういうか知っていますか?
受:(何やったっけ…正確に覚えてないけど…)
  あなたの供述は有利にも不利にも扱われます。そして、すべての質問に黙って
  てもええし、ここの質問に答えなくても良い…という感じです。
主:(副査を見ながら)いいですかね。副査うなづく。
  では、証拠調手続ではまず何をしますか?
受:冒頭陳述です。
主:そうですね。誰が行うのですか?
受:検察官です。
主:はい。では被告人は行えないのですか?
受:裁判所の許可があればできます。
主:何条かわかる?規則か法かでも。
受:はい。規則です。確か、190のあたりに…(198かな…)
主:(副査を見ながら)いいですかね。副査うなづく。198条です。
受:(あってたやんけ!)
主:公判前整理手続に付された場合はどうですか?
受:必要的です。
主:次行きます。証拠調べ請求段階で、
  Vの窃盗の被害があったことだけが書かれた検面調書が証拠調べ請求され
  ました。
  あなたは、Bの弁護人Pだとして、証拠意見を求められました。どうしますか?受:不同意にします。
主:被害の事実は争いないんだよ。
受:一部同意します。
主:一部同意…何について?
受:被害の事実についてのみです。(変なこといっちゃったかな?)
主:では、検察官がVの検面調書と共にVの員面調書も重複して証拠調べ請求してき
  ました。
受:(スルーされた)
主:なぜ裁判所は、なぜ証拠調べ請求をしたのか検察官に確認しました。
  なぜだと思う?
受:すでに同意しているにもかかわらず、員面調書を証拠として認めると、虚偽の
  事実が混入し…
主:重複した証拠は認められないと…
受:はい。
主:条文に何か根拠はありますか?
受:(知らん…)規則にあったような…。
主:どんな内容でしたか?
受:(適当に)重複した証拠を使ってはならない…みたいな
主:(副査に向かって)いいですかね。(副査うなづく)
受:(乗り切ったんか?ええのんか?)
主:では次です。あなたはAの弁護人Qですが、弁護人のいないBからも弁護人
  になってくれと依頼された。ABともに罪及び情状もすべて認めていると
  すると、受任できる?
受:一見、両者に利益相反がないように見えますが、上訴で争って利益相反が
  生じる可能性があるので受任しません。
主:なるほど。現在、被告人の自己決定権を尊重すべきという見解があるんだけど
  それでも受任しないのですか?
受:その場合は、両被告人に説明した上で、両者の同意が得られれば受任します。
主:では、その後、利益相反状態が生じました。あなたならどうしますか?
受:(全く不明やわ…)両方辞任します。
主:なぜですか?
受:はい。どちらか片方だけ弁護を引き受けたとすると、もう片方の弁護は手を
  抜いていたんではないかと外形的に見える余地があります。
  したがって、外形上も公正な弁護を行っていたことを担保するために両方とも
  辞任します。
主:(副査に向かって)いいですか?(副査うなづく)
主:では、これで終わります。
受:(大きいミスはなさそうだ)ありがとうございました。

口述民事再現

落ちてたら作る気なくなるから今作っておく。
他の受験生の参考になれば。多分、赤字の致命的なミスがあるので58~59かな。

*()心の声

受:○室○番です。よろしくお願いします。
主:どうぞお座りください。それでは机にあるパネルをご覧ください、
  これから事例を読み上げますので、横にある文章を黙読しながら
  聞いてください。

あなたはXに依頼された弁護士P
H7.7.1.AX乙土地売買した。甲を乙の一部だと思って資材置き場として占有開始
甲を占有したままH27.7.1.経過した。
甲土地の名義がYになっているので、移転登記請求訴訟を提起したい。

主:本件の訴訟物は何ですか?
受:所有権に基づく妨害排除請求権としての所有権登記移転請求権です。
主:そうですね。請求の趣旨を言ってみてください。
受:(やばい!)…被告は原告に対して真正な登記名義の回復を原因とする…
主:いやいや。甲土地を買ったと思ってるんですよ。
受:あ、時効取得を原因とします。
主:はい。そうですね。
受:被告は原告に対して時効取得を原因とする所有権移転登記手続をせよです。
主:登記は登記原因もいるんだっけ?
受:はい。必要です。(遡るんだっけ?やばい!ど忘れした)
主:言ってみてください。
受:はい。被告は原告に対して平成27年5月1日時効取得を登記原因とする
  所有権移転登記手続をせよ…
主:うん?時効は…
受:(やっぱ遡るのか。言っちゃえ)法文見ていいですか?
副:どうぞ
受:144条に遡るとあります。
  被告は原告に対して平成27年7月1日時効取得を登記原因とする所有権移転
  登記手続をせよ…
受:はい。では、要件事実を言ってください。
受:はい。平穏、公然、善意は推定されるので…。
  Xは甲土地を平成7年7月1日占有していた。
  Xは甲土地を平成17年7月1日占有していた。
  ええと、XはAと売買契約をした…かな(無過失の評価根拠事実なのかな)
  Xは口頭弁論期日において時効取得の援用の意思表示をした。   
主:そうですね…。では…
副:(主査に向かって)いやいや、10年で言ってますよ。
主:あ、あの取得時効はどちらを言った方が有利ですかね。
受:無過失が無い分20年です…。
主:そうだよね。あと、登記がYにあるんだよ。全部もう一度言ってみて。
受:Xは甲土地を平成7年7月1日占有していた。
  Xは甲土地を平成27年7月1日占有していた。
  Xは口頭弁論期日において時効取得の援用の意思表示をした。
  甲土地にA名義の所有権移転登記がある。
  です。
主:では、占有の事実を証明しようと思っています。どんな証拠が考えられますか?受:(は?)ええと、現在の占有は写真を撮ればいいと思います。
主:写真。そうですね。でもそれだけでは、昔の占有はわからないよね。何かない?
  何のために買ったんだっけ?
受:資材置き場のためなので…。あっ、おそらく何らかの設備が必要なので、その
  設備の映った昔の写真とか…。
主:(不満顔)そんなのがあればいいですけどね。他には?
受:(ちゃうんかい!)あっ、土地を買ったので固定資産税を支払う必要があるので
主:それは、所有の意思だよね。占有ですよ。
受:資材置き場にするために何らかの契約をしていると考えられるので…。
主:まあ、そうだね。Aとの売買契約書とかだね。
受:(なんかちょっと違うけどOKなんか?)
主:それでは、少し事例を追加します。H28.5.1.にYがZに甲土地を売却して、
  登記もZに移転してしまったとします。この場合、XZどのような関係
  になりますか?
受:既判力は当事者間…
副:いやいや、実体法上の関係です。 
受:対抗関係に立つと考えます。
副:どちらが勝ちますか?
受:Zです。
主:判例は知っている?
受:はい。 
副:なぜZが勝つのですか? 
受:はい。 前主後主の関係にあります。
主:Zが勝つとして、このようなことを防ぐためにX側から何かしておけることは
  ありますか? 
受:はい。民事執行法上の不動産処分禁止の仮処分の申立を行います。
副:今回の保全されるべき権利って何かわかりますか? 
受:ええと、所有権移転登記手続請求権です。 
主:仮にXがYとの訴訟において勝訴したとしましょう。 その後どのようなことを
  するべきですか? 
受:判決を持って登記申請をすると思います。 
主:単独でできるの?
受:できると思います。
 (原則から話そう)登記申請は原則として登記権利者と登記義務者の共同申請
  ですが…
主:条文に書いてないかな。
受:(民事執行法になんかないかなとめくり始める)
主:どこ読んでる?不動産登記法?
副:いえ。民事執行法です。
主:174条見て。
受:はい。(読み上げる)
主:不動産登記法60条にあるから。あとで確認しといて。
主:では、裏返してください。
受:(まだあんのかい…)
主:次は、Yの代理人と思ってください。
  AとXは無償で貸すという契約を締結していました。
  (パネルにもそんなことが書いてあったと思います)
  何か抗弁は言えますか?
受:(これはわかる)はい。抗弁権とは、相手方の主張の法律効果を消滅阻止する
  事実であって、本件では所有の意思に対して使用貸借の事実は抗弁になります。
  あと、事実は両立します。
 (なんか微妙に不正確だけど突っ込まれたら訂正しよう)
主:それを何の抗弁というかわかりますか?
受:(自主占有?そんな雰囲気だったような…ど忘れした)…
主:他主占有の抗弁です。
主:(副査に向かって)この辺ですかね?
副:そうですね。
主:では終わります。パネルは元に戻しておいてください。
受:ありがとうございました。
  (誘導ありまくりの微妙な雰囲気だな)

2016年10月23日日曜日

口述二日目

刑事。
実は民事で時効完成後の第三者と時効取得者の関係聞かれて、
前主後主!と堂々と答えて死んでいたので刑事は負けられない闘い。
試験前にTOUGH BOYを熱唱。
勢いを増した向かい風の中を突入。
体育館で呼ばれるのを待つ。呼ばれると、同級生に合図を出す
ロー又は学部生。
…おれはおっさんだからそんな奴いねーと思いながらも、
まだ見ぬおっさん受験生の皆さんの分も闘うと決意。
ボタン全部閉めてる若い奴らには負けられない。

熱い心鎖でつないでも今は無駄だよ
邪魔する奴は口先一つでダウンさ

今日のスーツと靴は、勝負服のバーニーズニューヨーク。
ただし、裏地の腋の部分が破れて、おかんに縫ってもらった
10年前の服。旧試験を諦めたときの服。

決しておれは優秀じゃないけど時間をかけてここまできた。
その自分を信じるしかない。

駄目だ…涙出てきて続きが書けない…
発表後に書く

民事1日目

うわあああ、完全に間違ってた!
絶対59以下だわ…
もう来年受けたくない…
泣きそうだ

2016年10月21日金曜日

口述前夜

そんなに緊張しなくなった。
仕事してると偉い人に報告しないと
いけなかったり、昇進のかかった面接
があるわけで、学生よりもそこらへん
の経験はあるわけで。
しかも相手はできるなら受からそうと
思ってるし、こちらが相手の理解を
気にする必要もない。
そう考えると気は楽になる。
明日はずっと昔、イメージトレーニング
で終わった口述試験。
楽しんでこよう。
ディズニーの花火が綺麗だ。

2016年10月14日金曜日

論文成績

A4B1C2D2 100位台後半
ちなみに教養A。伊達に長生きしてません

2016年10月11日火曜日

眠れない

こんなに口述のプレッシャーが大きい
とは想定していなかった…
眠れない…今からとりあえず勉強しよう

2016年10月6日木曜日

論文結果

合格しますた!