2014年7月19日土曜日

H26 刑法再現構成

問題文見てぞっとしました。また多論点かと。
思いつくまま書き散らしました。
強殺がまず思いついたのですが、強殺が正当防衛で違法阻却
というのがしっくりこず、強殺のうち殺人部分が違法阻却と
分けて考えるのも何か怖くなり、結局無視しましたw
でもどうやら強殺がメインのようなので失敗ですね。
保管罪も判例は成立させるのは当然知っていたのですが、
時間がなく、早く書けそうな否定説をとってしまいました。
不法原因給付のとこも、民法上の権利はどうなるのかを踏まえて
書こうと思ったのですが、検討しきれませんでした。採点者から
みればおそらく論パ貼付と思われるでしょうね。

1 詐欺罪の成否
 ①密輸入品の財物性
  手続を経ない限り没収されないという意味で保護に値。
  よって「財物」
 ②ぎもう▶︎錯誤〜財産の移転で故意に包摂。
  本問では該当(はしょってますが、かなり詳細に書きました)
 ③1項詐欺罪

2 殺人未遂罪
 ①TBに該当。
 ②正当防衛が成立しないか。
  (1)自称気なんで緊急行為性否定?
     法確証の利益+社会的相当性 ▶︎ 想定してたより重い反撃は
     まだ緊急性あり。本問ではあり。
  (2)急迫不正の侵害
     「法益侵害が存在するか、押し迫っていること」本問ではあり。
  (3)防衛の意思
     侵害に対応する意思。攻撃の意思と併存。本問ではあり。
  (4)相当性
     体格年齢差から甲の方が強いけど、でっかいナイフをVは持ってる。
     致命傷を与え得るので反撃するのはかまわん。でもナイフを奪い
     とったときに形勢逆転。しかもドアの近く。すぐに逃げることできた。
     過剰防衛
2 乙の罪責
  保管罪の成否
   占有後の知情は故意あり?
   譲受罪の均衡から、引渡時に盗品の認識必要。よって不成立
  横領罪の成否
   不法原因給付による委託は可罰的?
   民法と刑法では目的違う。刑法では可罰的。
   よって成立。

0 件のコメント:

コメントを投稿